出版VAN【VAN受発注】とは
富士通FIP(株)が運営する新出版ネットワークの事を出版VAN(新出版VAN)と言います。
新出版VANということなので旧出版VANもあります。
(このお話は省かせていただきます。)
どんな仕組?
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◇簡単にご説明しますと富士通FIPのデータセンターにデータを置いたり
データセンターにデータを取りに行ったりします。
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例:注文データのやり取り
手順@ 取次はデータセンターに注文データを置きます。
手順A 版元はデータセンターに注文データを取りに行きます。
手順B 版元は注文データから出荷の返事をデータセンターに置きます。
手順C 取次はデータセンターに返事を取りに行きます。
*在庫データも同じように行います。
複雑そうに見えて実はとてもシンプルです。
版元のメリットは?
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◇皆様からよくご質問を受けるメリットですが下記の4点があります。
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@書店着荷が早くなります。
(VAN以前よりも3日〜4日早くなると言われています。)
A商品の追跡が出来ます。
B書店のポスレジから在庫情報がわかります。
(ご安心ください、在庫情報は実数ではなく 有り 無し 僅少などで
表示されます)
Cポスレジで注文した際に着荷日がわかります。
*弊社は取次から書店情報が入った注文データを貰っています。
どこの書店からどの本が何冊注文があるのか分かります。
営業戦略にご利用いただけます。
このデータが欲しくて始める版元は多いです。
版元のデメリットは?
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◇費用がかかります。
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実際に運用するコストは下記になります。
@富士通FIPへの支払い(ランニングコスト)
基本料金 ¥2,000
処理料(251Byte) ¥0.5
注文が多くなると処理料は増えます。(処理料の増=売上増)
版元様ごとに料金は異なりますが目安としまして¥3,000〜¥5,000になります。(基本料込み)
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Aシステム設備費
これが版元にとって一番、費用がかかります。
いざ始めようと思っても物流倉庫でシステムを完備していないと
いうのはよく聞く話です。
出版VAN【VAN直受注】とは
書店からの注文が、電話やFAXによる場合、今までは注文短冊を本にハサミ込み 取次出荷していました。作業が複雑になり、着荷も遅い。電子短冊にして取次に送信し、取次在庫があれば即出荷、なければVAN受発注データとして注文されることで、電子化と高速着荷を実現する。
どんな仕組?
24時間Web稼動しているNOA-BOOKに電話、FAX、営業受注、書店で直入力された短冊データをVAN情報として取次に送信する。
NOA-BOOK(VAN直受注システム)
**実運用中:NOA-BOOOK**
版元のメリット/デメリットは?
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◇メリット
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@当日の注文を翌日には書店に届けられる。
高速出荷が可能。【取次処理に依存する。】
AWeb(ブラウザ)入力の為、ソフト不要。
B在庫は、NOA-WorksJと連動しリアルタイムに引き落される。
Cフェアなどの入力に受注一覧の簡単入力が可能。
D教科書の採用入力が可能。
ECSVデータ出力し各種分析に利用可能。
F書店営業の日報、外注支払などに活用。
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◇デメリット
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@取次に在庫する為に費用が発生する。
VAN返品データ受信とは
書店よりの返品が、取次でバーコード読取り入力され、データ処理されています。そのデータをVAN経由で受信することか出来ます。
版元のメリットは?
取次より返品伝票をコンピュータに入力する手間が省けますし、入力ミスも無くなります。
版元のデメリットは?
データ費用が発生します。現実には絶版本を自動断裁する方法を許諾すれば費用発生はなくなります。